年中手に入るお手頃な大衆魚、鯖(さば)。実は高血圧予防に嬉しい成分が豊富に含まれています。しかし定食などで食べられる塩サバには塩分が大量に使われている場合がありますので、塩サバについているおろし大根に醤油をかけたい所ですが、醤油をかけないでおろし大根を食べる等、追加で塩分を摂取しないよう工夫をして下さい。

高血圧予防で気になる、鯖(サバ)の主な成分と成分グラフ

カリウム: 320mg
ナトリウム: 140mg
マグネシウム: 32mg
カルシウム: 9mg
リン: 230mg
タンパク質: 20.7g
カロリー: 202kcal

鯖(サバ)の旬の時期

鯖は年中購入できる魚ですが、旬の時期は10月から12月頃。

鯖(サバ)の成分や効用、料理のポイント

鯖を含む青魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれる食材です。DHAは脳の活性や記憶力に、EPAは動脈硬化に関係する血栓の予防に効果が期待できます。動脈硬化は高血圧にも関係しますので、タンパク質を摂取するなら青魚を使った調理がお薦めです。

鯖は焼く煮る揚げる、新鮮であれば刺し身など調理方法も色々と試せますが、煮ると煮汁にカリウム、DHAやEPAは流れ出るので煮汁も摂りたい所ですが、煮汁の摂りすぎは塩分の摂取に繋がるので減塩味噌や醤油を使いましょう。

フライで揚げる場合もフライで使う油にDHAやEPAが流れ出すので、少量の油を使った揚げ焼きで工夫をする方が、油に流れ出す量が少なく済みます。

焼き鯖はフライパンを使って焼くと後始末が手軽に済みます。南蛮漬けは野菜も同時に沢山摂れるのでお薦めです。

冷蔵保存に便利な鯖フィーレを使って調理をご紹介しています。