高血圧を予防するために日ごろの生活の中で、どのような事に注意を払えばいいのでしょうか?「知っておきたい予備知識。高血圧を引き起こす8つの原因」で紹介したような、高血圧を引き起こす原因を改善する事が一番のポイントです。
今回は改善案として「①減塩生活」、「②ミネラルの摂取」、「③タンパク質の摂取」、「④適度な運動」、「⑤減量」、「⑥節酒」、「⑦禁煙」、「⑧健全なストレス解消」の8つに分けて高血圧の原因に関係する改善案をご紹介したいと思います。
高血圧を予防するための食生活の見直しと改善。
「①減塩生活」「②ミネラルの摂取」「③タンパク質の摂取」高血圧の予防の第一歩として食生活に関係する3つの原因の改善を目指しましょう。
食生活で塩分を多く摂取している場合は、まずは減塩し塩分量を少なくする。そしてミネラルの多い野菜や果物、海産物、そして上質のタンパク質を多く摂取する。「ミネラル」とは「カリウム」「マグネシウム」「カルシウム」など、高血圧対策には欠かせない成分です。このミネラルについては、別の記事で改めてご紹介します。
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運動と減量で自分の体質を改善。
「④適度な運動」「⑤減量」身体を動かし筋肉や骨を丈夫にする事も立派な高血圧予防に繋がります。これは血圧を下げる際に有効となる「マグネシウム」を体内で増やす際に、運動が非常に効果的であるからです。
また同様に血圧を下げるのに有効と言われる「カルシウム」を吸収する場合、屋外で運動を行い太陽からの直射日光に含まれる紫外線を適度に浴びることで、体内でビタミンDを生成し「カルシウム」の吸収率をアップするのに非常に有効です。
その為、屋外などで適度な運動は、高血圧予防には大切な行為となります。
また肥満ですと高血圧になる傾向が高いため、減量も高血圧予防に繋がります。減量と言えば食事制限を思い浮かべますが、適度な運動を取り入れ徐々に体重を減量する事が重要です。
運動を通じて筋肉量を増やし日頃の新陳代謝をアップすることで、長期的な減量が期待できます。そのために日ごろから手軽に出来る運動習慣を身につけましょう。
体により良い健全なストレス解消法へ改善。
私たちサラリーマンの代表的なストレス発散と言えば、お酒を飲んで、タバコを吸い深酒をしてウサを晴らすというのがよくあるストレス解消法かも知れません。しかしこのような不健全なストレス解消法を続ける生活は高血圧には大敵です。
深酒を行うと記憶を無くしてしまったり、判断力が欠落してしまいます。このような状態になると、過度にお酒を飲み続け、タバコも大量に吸ってしまい、歯止めが効かなくなってしまいます。そのうえ最後には塩分量が多いラーメンを締めに食べて、スープを最後の一滴まで飲み干すなど、高血圧の大敵とも言える行為を制御しにくくなってしまいます。
そのため禁酒とまではいいません「⑥節酒」を行い、明日からと言わず今日から「⑦禁煙」を始め、アナタなりの「⑧健全なストレス解消」を見つけて下さい。
先にも述べた「④適度な運動」は、ストレス解消法の一つとしても有効です。毎日続ける為にはウォーキング、ジョギングなど手軽で身近な運動でもいいですし、一人で続ける事が難しい場合は、フットサルやバドミントン、草野球などルーティンで参加をする環境のスポーツを選択するなど、日ごろから身体を動かしたり、カラオケや手芸、写真撮影など健全にストレスを発散できる環境を自分で見つける取り組みが必要となります。
全ての行為を一気に始めると、どれを始めていいか分からない、一気に始めると大変になります。大変になると面倒になり、続ける事ができなくなります。
そのため、一つでもいいので自分の中で始めやすい事柄からチャレンジしてみましょう。始めるまでが大変ですが半歩でも歩みを進めると、雪だるま式に継続しやすくなります。
今回ご紹介した中で、一番アナタがチャレンジしやすい事から始め、徐々にその範囲を拡大して毎日の生活に馴染ませてもらえればと思います。